最終更新日：1999/06/10

１．過去の区長の方針

• 前年度まで区長だった中里区長の保育に関する方針は、”０歳児は家庭で育てよう”ということです。「家庭で愛情を持って０歳児を育てる、保育ママさんが熱意をもってやっているのは普通ではできないこと」「選択の権利（保育園と保育ママということ）は理論としてはあるが、『二兎を追う者は一兎をも得ず』、どちらでもいいと言われると（保育ママは）誇りと自信を持って最善の仕事ができない」と言っています。
  
• なんかへんな意見ですね。公立園の保育士も責任ある仕事ができますし、集団保育のいい面もたくさんあるのに。また、選択の幅がひろがると保育ママさんが誇りをもって最善をつくせないなんて、保育ママを馬鹿にしていると思うんですけど。
  今聞いても、入院中のベッドの中で同じ意見を言うでしょう。今の区長は今年度代わったばかりですが、前区長の政策を追従するという方針だそうですので、意見はかわらないかも。
• そういう古臭い（きな臭い？）江戸川区で、１９９３年１２月７日「公立保育園での０歳児保育の実施」の陳情は、江戸川区本会議で採択されました。しかし、区長は「陳情行政はしない」という方針だということで、議会採択は全く無視しています。議員は区民が選んだ人達です。その議員で構成された議会で決まったことをやらない江戸川区って、全然民主的ではありません！！財政的に無理だとしても、将来１園づつでもよいから０歳児保育を行う為の将来計画を立てることはできますよね。でも、全く何の努力もせず、動かず、住民の意志を尊重しない行政って、一体誰の為の行政なんでしょうか？
  

２．最近だされた保育関連の陳情

• 江戸川区区議会年報からひろってみました。全て区民福祉委員会から出されたものが区議会で審議された結果です。

  受理番号	付託月日	陳情名称	審議結果	年報初出年
  １４９	Ｈ３．３．　４	小松川地域における〇歳児保育を求める陳情	Ｈ３．３．２２ 審議未了	Ｈ３
  ２１	Ｈ３．６．２６	〃	継続	Ｈ３
  １１１	Ｈ６．６．１５	議会採択を実行し、再開発地域小松川での公立でのゼロ歳児保育を実施するための陳情	継続	Ｈ６
  １２３	Ｈ６．９．２８	公立園でのゼロ歳児保育の実施を求める陳情	継続	Ｈ６
  １１１	Ｈ６．６．１５	議会採択を実行し、再開発地域小松川での公立でのゼロ歳児保育を実施するための陳情	Ｈ７．３．２２ 審議未了	Ｈ７
  １２３	Ｈ６．９．２８	公立園でのゼロ歳児保育の実施を求める陳情	Ｈ７．３．２２ 審議未了	Ｈ７
  １０	Ｈ７．６．２８	公立保育園でのゼロ歳児保育の実施を求める陳情	Ｈ８．12．５ 不採択	Ｈ８
  	上記不採択内容　賛成（公・共）１８：反対（自・刷・社）２６
  １１	Ｈ７．６．２８	議会採択を実行し、再開発地域小松川における公立保育園でのゼロ歳児保育を実施するための陳情	Ｈ８．12．１５ 不採択	Ｈ８
  	上記不採択内容　賛成（共）６：反対（自・公・刷・社）３８
  ２３	Ｈ７．９．２９	公立園での延長保育の実施園の増設を求める陳情	継続	Ｈ８
  ５７	Ｈ８．11．１９	公立保育園でゼロ歳児保育をすすめるための陳情	Ｈ８．12．５ 採択	Ｈ８
  	上記採択内容　賛成（自・公・刷・社会）４０：反対（共）６ ＊＊将来ではなくすぐに実行すべきだとして共は反対した
  ６４	Ｈ８．12．　５	保育室・保育ママ制度を守り、拡充するための陳情	継続	Ｈ８
  ２３	Ｈ７．９．２９	公立園での延長保育の実施園の増設を求める陳情	Ｈ９．３．２１ 主旨採択	Ｈ９
  ６４	Ｈ８．12．　５	保育室・保育ママ制度を守り、拡充するための陳情	Ｈ９．２．２５ 取り下げ	Ｈ９